昭和30年代、戦争に負けた日本が
世界に「もはや戦後ではない」ことをキチンと見せるためにも
南極大陸の観測は成功させなければならなかった。
ドラマでは多士済々の男たちのそれぞれの夢を
樺太犬を絡めて描きそれなりのスケールは感じられる。
しかし、どことなく醒めた見方をせざるを得ないところがある。
例えば第二話。
低気圧に巻き込まれ火災が発生したり、船に浸水が始まったり。
しかし、画面で見る火災や浸水のスケールから見て
到底観測船「宗谷」が大丈夫だったとは思われない。
また、全体に出演者の演技が殺気立ち
台詞に力が入りすぎており観ていて肩が凝る。
前回にも書いたが俳優の人たちより
樺太犬の演技が群を抜いていると勝手に思っている。
「その夢には、日本を変える力がある」。
このキャッチコピーのように、
このドラマが日本を変えるエネルギーになることを期待したい。
◆ 写真は当時の新聞スクラップ
◎ 今日のaikotoba
「人生とは、途轍もない夢を追いかけ続けることである」
(まぐまぐ読んでください。サイドバーにURL貼ってます)