以前にも似たような話題があったが、半導体不足により偽造半導体の被害に遭う企業が増加しているという。検索エンジンの広告を使って宣伝を行うなどしており、詐欺の手口として品質に問題のあるものや動作しないものを出荷したり、代金を前払いさせた状態で出荷しないなどの例も出ているとしている。一方で企業側もこうした被害に遭ったことを公開しないことから、偽造品の販売に歯止めがかからないとしている(TechPublic、Engadget)。
また国内でも多くの偽造半導体が出回っているようだ。毎日新聞の記事によると、沖電気工業の子会社がこうした偽造半導体の流通に関して調査したところ、3割超が「偽物」だったことが判明したという。同記事ではこうした粗悪な半導体の流通が増加した場合、製品性能の低下や安全性に影響が出る恐れがあるとしている(毎日新聞)。
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