コロナ禍で迎えた2回目の新年は、感染者数が抑えられていることもあり、2021年と違ってお正月らしい行事が各地で行われている。
朝日に照らされた福島・浪江町の請戸漁港では、新年2日目の2日、伝統の「出初め式」が行われた。
請戸漁港は、大事故を起こした福島第1原発からおよそ7kmの場所にあり、2021年に復旧工事が終わったばかり。
相馬双葉漁協 請戸地区・高野一郎代表「復興の1番手は漁業だと」
神事が終わると、大漁旗を掲げた漁船が次々と出航し、新年の豊漁と海の安全を祈った。
一方、新潟市では、荒波打ち寄せる日本海に、気合の入った掛け声が響いている。
地元の空手道場で、心と体を鍛える新春恒例の「寒稽古」が行われ、真冬の海岸で1,000本の正拳突きを披露した。
参加者「すがすがしい気分。ことしは、いつもより暖かくてよかった」
山形市の商業施設では、新年のもちつきが行われ、子どもたちも小さなきねを使って、もちつきを体験した。
参加した子ども「初めてだったけど楽しかった」
つきたてのおもちは、きな粉をまぶし、来場者に振る舞われた。
学問の神様・菅原道真公をまつった京都の北野天満宮では、書道の上達を願って書き初めを奉納する「天満書」が行われている。
参加した子ども「ことしも幸せでいられるように」
参加した子どもたちは、思い思いに筆を進めていた。