2021年12月10月より、Steamにて620円[税込]で早期アクセスが開始した『Zoo Seeker』。本作は、獣人たちの暮らす世界に隠されたアイテムを探していく、ステージクリアー型のパズルゲームだ。本稿では、そんな本作のプレイレビューをお届けする。
※本記事はCFKの提供でお届けします。
『Zoo Seeker』のダウンロードはこちら (Steam)
獣人たちの暮らす世界に紛れ込んだスライムを探しだそう
物語の舞台である獣人たちが住む世界は、天上の神様が魔法の絵の具を使ってキャンパスに描いた世界が具現化したもの。ある日、神様が絵を描いて世界を創造しているときに、いっしょに暮らしていた猫たちのいたずらによって、魔法の絵の具がスライムへと変わり、キャンパス内の世界に逃げ込んでしまう。
プレイヤーは、各世界の獣人やアイテムなどに擬態して隠れているスライムを見つけ出し、もとの魔法の絵の具に戻すことが目的だ。
プレイできるステージは、農村、寺院など、決められた各テーマごとに4つ用意されていて、隠れているスライムを一定数見つけると、つぎのステージが解放される。
本作で神様が創造した世界は、絵本のような優しいタッチのグラフィックで表現されており、その世界で暮らす獣人たちの生活の様子を見ているだけで、とても癒される。パズルそのものに制限時間はないので、ほのぼのとした彼らの世界を楽しみながら、じっくりとプレイできるのが魅力。
また、指定されたものを探すパズルゲームなので、ゲーム性はごくシンプル。しかし、気づきにくいマップ内の意外な場所に探索物が隠されていたりして、パズルとしての難易度はなかなか骨太で遊びごたえもバツグン。ときには、第六感が働いたかのように探索物を見つけられることもあり気持ちいい。ほのぼのとした世界観に浸れつつ、パズルとしての楽しさもしっかりと堪能できる、絶妙なゲームデザインになっているなと感じた。
より高みを目指せるチャレンジモードも
各テーマ内のステージをすべてクリアーすると、チャレンジモードが開放。このモードでは、4つすべてのステージが内包された巨大なマップが舞台のパズルにチャレンジできる。チャレンジモードでは、挑戦するたびに探索物の配置が変わり、かつ神様からのヒントも一定回数に制限されるので、通常のパズルよりさらに歯ごたえのあるパズルが楽しめるように。なお、パズルのクリアーにかかった時間は記録されるので、タイムアタックとしてもやり込めるモードとなっている。
メインとなるパズルのほかに、自分だけのステージを作成できるエディットモードも搭載。パズルをクリアーすると、各テーマに沿った建造物や動物、獣人などのオブジェクトが入手でき、マップ内に自由に配置できる。そうして作成したステージは、自身で遊ぶのはもちろん、ほかのプレイヤーと共有して、お互いに作り上げたステージでパズルをプレイすることができる。
早期アクセス版では、ほかのプレイヤーたちが作り上げたステージをプレイする機会はなかったが、正式リリース版では、これが可能になるとのこと。プレイヤーたちの個性やこだわりが反映されたステージは新鮮で、きっと本編のパズルとはまた違った楽しさを味わえるはずだ。
絵本のような温かみのあるグラフィックのもと、獣人たちのほのぼのとした暮らしが広がる世界でのパズルが楽しめる本作。パズルの時間制限もなく、自分のペースで遊べる『Zoo Seeker』は、忙しい毎日を過ごす現代の人々に、ゆったりとした癒しの時間を提供してくれる作品になっていると思う。価格も620円[税込]とお手軽なので、本作の優しいタッチのグラフィックに魅力を感じたユーザーは、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
概要
- ゲームタイトル:Zoo Seeker(ズーシーカー)
- ゲームジャンル:探しものゲーム
- 価格:620円
- リリース日:2021年12月10日(金)※Steam早期アクセス
- 対応端末:Steam(後日Nintendo Switchも対応予定)
- 開発元:nGarden
- パブリッシャー:CFK Co., Ltd.
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