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緊急事態宣言などの地域や期間の拡大を受けて、全国知事会は、感染の急拡大への対応などを協議し、県境をまたぐ旅行や帰省の原則中止を求めることを決めた。

全国知事会・飯泉会長「(感染者)3日連続1万人超え、第5波というより感染爆発といっても過言でない状況。正念場を迎えている」

知事会コロナ対策本部・平井本部長代行「感染力の強さは異次元。前例踏襲の対策では、絶対に乗り切れない」

愛媛県・中村知事「大変心苦しいが、夏の帰省は、もう一度、考えていただきたい」

協議では、夏休みやお盆など人の移動が増える時期の感染急拡大への危機感が相次いで表明され、都道府県をまたぐ旅行や帰省の原則中止や自粛を求め、やむを得ない場合は、事前のPCR検査を受けるよう呼びかけることで一致した。

提言では政府に、「さらに強い措置となるロックダウンのような手法のあり方」についても検討を求めている。

ワクチン接種をめぐっては、接種率などを制限解除の目安とする「出口戦略」について、検討の必要性を強調している。