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東京オリンピック、男子レスリングのグレコローマンスタイル60キロ級決勝で、文田健一郎選手(25)がキューバのオルタ・サンチェス選手に敗れ、惜しくも銀メダルに終わった。

試合後、涙が止まらなかった文田は、インタビューも終始涙声で次のように話した。

文田健一郎選手:
まずは大会の開催と運営に協力してくれた人と、テレビの前で応援してくれた方に感謝したい。本当にありがとうございます。この舞台に立つことを目標にやってきて、五輪出場を決めたときも1年延期が決まったときも、東京のマットで戦いたいと思ってやってきた。こんな状況で、すごい意見があるなかで選手以上に信じて大会運営をしてくれたボランティアの方、指導してくれた方、家族などに勝って恩返ししたかった。不甲斐ない結果に終わってしまい申し訳ない。

敗因については「自分の形をさせてもらえなったことは分かっていて相手の研究の上をいけなかった自分の実力不足だと思う」と語った。

(写真:時事)