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イデコ(個人型確定拠出年金)や、つみたてNISAの普及でインデックスファンドが身近になる一方で、アクティブファンドを否定的に考える見方がある。金融庁が今年6月に発表したレポートでも、アクティブ運用を標榜しながらも、実施的にはインデックス運用と大差ないファンドの存在が指摘されている。しかし、アクティブファンドというだけで優良なファンドまで選択肢から排除し、コストの安さだけでインデックスファンドを選ぶのが正解とは限らない。運用業界で長きにわたり活躍する筆者が、クローゼット・トラッカーが生まれる背景と、コストをかけてでも選ぶ価値があると思われるアクティブファンドを解説する。