もっと詳しく

Microsoft Exchange Server 2016 / 2019 のマルウェアスキャンエンジンで「2201010001」を long に変換できないというエラーが発生して電子メールメッセージがトランスポートキューにたまる事態となった
(Exchange Team Blog の記事
Neowin の記事
On MSFT の記事
BleepingComputer の記事)。

Microsoft によると「2201010001」はマルウェアスキャンエンジンで使用するシグニチャファイルのバージョンだという。バージョンの先頭 6 桁は YYMMDD であり、2021年までは問題なかったものの、2022年の日付のバージョンでは long (int32) の最大値 2,147,483,647を超えて問題が発覚したようだ。

Microsoft は自動または手動でスキャンエンジンを削除してから最新版へ更新する手順を紹介しており、新しいバージョンは「2112330001」となっている。存在しない日付のバージョンとなるが、このまま新しいシーケンスでバージョン番号が割り当てられていくとのことだ。

これにより、新年早々対策に追われた人も多いようだ。スラドの皆さんはいかがだろうか。

すべて読む

| デベロッパーセクション

| マイクロソフト

| プログラミング

| バグ

| デベロッパー
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

Exchange Serverの脆弱性「ProxyLogin」を悪用したゼロデイ攻撃で被害多発
2021年03月08日

Linuxカーネル5.10、XFSファイルシステムの2038年問題に対処
2020年10月20日

年を2桁で処理するシステムの「2020年問題」
2020年01月14日

データ分析プラットフォームSplunk、パッチを適用しないと2桁表記された2020年以降の西暦年を認識できなくなる
2019年11月30日

ユニコード、新元号への移行は2000年問題に匹敵する大問題となると指摘
2018年07月30日

MGSVでサーバー内の核兵器が2,147,483,647発を超え核廃絶EDが解放される
2018年02月15日

2038年問題まであと8億秒
2012年09月13日

豪のクイーンズランド銀行で2010年問題が発生
2010年01月05日

Windows Meに2001年9月9日問題
2001年06月12日