事故が起きたのは、高知県沖。
3日午前6時ごろ、室戸岬沖を航行中の貨物船「碧南丸」から「漁船と衝突した」と通報があった。
完全に転覆した船。
高知海上保安部によると、現場は、室戸岬沖の南およそ10km。
転覆したのは、地元のサンゴ漁船「神龍丸」。
「神龍丸」には、乗組員の男性2人が乗船。
船内に取り残された58歳の男性が通報から、およそ50分後に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
もう1人の20代の男性は、ひっくり返った船の上にいたところをほかの漁船に救助された。
命に別条はない。
午後4時ごろ、港にえい航されたサンゴ漁船の映像。
大勢の漁業関係者が見守る中、船はクレーンによってつり上げられ、岸へ。
漁船とぶつかった貨物船はセメント運搬船で、山口・周南市の港から出発。
貨物船の乗組員11人にけがはなかった。
海上保安部は、それぞれの船の船長と操船者について、業務上過失往来危険などの疑いで捜査する方針。
(高知さんさんテレビ)
(関西テレビ)