バッテリー発火の可能性により 2 回のリコールが発表されている Chevrolet Bolt EV のオーナーが GM の指示通り屋外の駐車場に駐車していたところ、夜中に爆発して両隣に駐車していた車も焼いてしまったそうだ(オーナーの Reddit 投稿、 Mashable の記事)。
1 回目のリコールでは診断結果に応じてバッテリーを交換し、異常を検出可能なソフトウェアアップデートをインストールしていた。しかし修理済みの車両 2 台で発火事故が報告され、バッテリーの欠陥が確認されたことで 2 回目のリコールが発表された。2 回目のリコールは交換パーツの準備が整い次第オーナーに通知される。
それまでは 1 回目のリコールで実施したソフトウェアアップデートを実施するほか、1)充電の上限を 90 % に設定、2) 充電残量が 70 マイル (約 27 %) 未満にならないよう注意、3) 充電完了後は屋外に駐車し、一晩中充電したままにしないといった緩和策の実施が求められている。
このオーナーは普段から勤務するモールに設置された ChargePoint で充電しており、通常は 85 % 以上充電することはないという。ただし、帰宅後のバッテリー残量は 34 マイルだと述べている。GM の推奨値よりも大幅に少ないが、85 % の充電後に 20 マイル運転して帰宅するということなので、50 % 以上残っている感じでもある。
Bolt EV が爆発したのは午前 2 時頃。オーナーの自宅は離れた位置にあり、眠っていたので気付かなかったが、近くに住む知人は爆発音を聞いたそうだ。オーナーは myChevrolet アプリから確認が必要だとの通知を受けて見に行ったところ、両隣の車とともに燃え尽きていたとのこと。ちなみに、両隣に駐車していたのは写真右側が Maserati、左側が Hyundai とのことだ。
| ITセクション
| ハードウェア
| 電力
| スラッシュバック
| バグ
| 交通
|
関連ストーリー:
バッテリー発火の可能性による Chevrolet Bolt EV のリコール、対象が 2022 年式まで拡大
2021年08月22日
リコール修理後にもバッテリー発火の可能性がある Chevrolet Bolt EV 、新たなリコールが発表される
2021年07月25日
バッテリーから発火の可能性により米国でリコールされた Chevrolet Bolt EV、修理後も発火の可能性
2021年07月18日