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アメリカやロシアなど核兵器を保有する5カ国は、「核戦争をしない」ことなどを盛り込んだ初めての共同声明を発表した。

共同声明は、アメリカと中国、ロシア、それにイギリス、フランスが3日に発表したもので、核保有国同士の戦争のリスクを軽減することが「最も重要な責務」と指摘したうえで、「核戦争に勝者はおらず、決して戦ってはならない」としている。

そのうえで、軍事対立や軍拡の競争を防ぐために、外交的な取り組みを続けていくと強調した。

ウクライナ情勢などで核保有国間の緊張が高まる中での異例の共同声明発表となり、2022年に予定されているNPT(核拡散防止条約)の再検討会議などの議論にも影響を与えるとみられる。