近所のマーケットに行ったら、
こんな気になるお店を発見。
値札がついてないので、
「これいくらで売ってるんですか?」
って聞いたら、
「いくらにしようかまだ決めてないんだ。」
って、なにそれ?
とりあえず話を聞いてみたら、
彼はアルパカ牧場を営んでいて、
彼のアルパカは見事オーストラリアで一位を獲得したくらいすばらしいアルパカなのだけど、
それほど手をかけ愛情をかけて育ててる自分のアルパカの毛を、業者にふつうに手放してしまうのが忍びなく、
このさい自分で売ってみようと今日初めてマーケットに店をだしてみたそうです。
売っている毛は、洗ってなく、刈り取ってそのまま。
でも外側の汚れた部分は切り落としてあるので、
ふわふわしていて、とてもいい感じです。
「ちょっと遊んでみるから、袋にいっぱいくらい売ってくれる?」
とお願いしたら、
スーパーの袋にたっぷり入れて、
5ドルで売ってくれました。
さてどうしようかなと思って、
とりあえず家にある羊毛関連の本をぱらぱらみてたら、
“More Magic Wool”という羊毛人形の作り方の本に、
こんな事が書いてあったんです。
「健康な羊からとり、
汚れた部分だけを切り落とした洗っていない羊毛は、
昔から治療用に用いられています。
リューマチや耳痛などの患部に、
そのまま毛糸をあてることで、
痛みを和らげる効果があるのです。」
おおお。すごい。なるほど。
そういうことならば、
このオーストラリア一位の超健康アルパカの毛は、
まさに治療用にうってつけじゃないと、
早速、咳が出ていて苦しい胸部にあててみたら、
もうこれが、本当にとても楽になったのです。
まあ単純に温かくなるからというのが大きいんだろうけど。
あんまりにも楽にしてくれるので、
風邪がひどかった間は、毎日取り替えて使ってました。
おかげかどうか、今はすっかり元気です。
でも子どもたちには、
「ちくちくする」と不評で使ってもらえませんでしたが。
まだたくさん残ってるので、
紡いでリストバンドでも編んでみようかなと思ってます。
あ、でも紡ぐんだったら、カーディングしたほうがいいよね。
カーダー持ってないんだけど、やっぱり一つ買おうかな。
More Magic Wool: Creating Figures and Pictures With Dyed Wool