AMDのRadeon RX 6000シリーズについて市場価格が大きく高騰している状態の中でAMDがAIB向けにGPU供給価格を10%値上げするという話が出ていましたが、早速GIGABYTEが値上げに踏み切った模様です。
AMDのGPU供給価格を値上げが早速反映
11月下旬、半導体系のリーク情報が主に扱われているBoardchannelsと言う掲示板にて、AMDがRadeon RX 6000シリーズGPUについてAIBへの供給価格を10%程度、価格にすると20ドルから40ドル程度の値上げを行う事を通知したという事が判明しています。また、この値上げの実施時期については、書き込み時点からなのかなどスタート点は不明ですが、少なくとも「次の供給分から即時行われる」と言う事で、AMDのRadeon RX 6000シリーズの値上げが近々行われるとの事でした。
そんな、Radeon RX 6000シリーズですが、早速GIGABYTEがRadeon RX 6000シリーズの値上げに12月1日から踏み切った模様です。
GIGABYTEが早速Radeon RX 6000シリーズの値上げを通知
今回、出現した情報もBoardchannelsに掲載された情報となっています。書き込んだ人によると、AMDのRadeon RX 6000シリーズGPUについてAIBへの供給価格を値上げした事に伴い、GIGABYTEでは12月1日から販売中のほとんどのモデルについて値上げを各卸売り業者などに対して通知したとの事です。
各商品毎の変化点としては、Radeon RX 6800 XTが500人民元(約9000円)、Radeon RX 6800が300人民元(約5400円)、Radeon RX 6600 XTおよびRX 6700 XTが100から200人民元(約1800円から3600円)、Radeon RX 6600が200人民元(約3600円)となっています。
Radeon RX 6900 XTについては値上げの対象とはなっておらず価格は据え置きとなる見込みです。
なお、日本での販売価格については、12月3日時点の価格.comを確認する限り12月付で値上げが実施されているという事は無さそうです。
他メーカーも12月の早い段階で値上げを実施する模様
今回、GIGABYTEが実施した値上げは、AMDによるGPU供給価格の値上げが発端となっています。そのため、GIGABYTEの他に、Radeon RX 6000シリーズを販売するASUSやMSI、Sapphire、XFX、PowerColorなど多くのメーカーが存在していますが、GIGABYTEと似たような値上げ幅で実施すると見られています。値上げの実施時期としては、詳細は無いものの、多くのメーカーが12月の第一週、遅くとも12月中旬までには卸売価格を値上げすると見られています。
GIGABYTEの値上げが市場販売価格にどれほど影響を与えるかは不明ですが、日本ではまだこの値上げは反映されていないようです。そのため、もしRadeon RX 6000シリーズの購入を考えている人は早い内に購入をした方が良いかもしれません。
値上げ幅については、人民元を日本円に換算すると約9000円とはなっていますが、卸売りから代理店、小売店、そしてユーザーに渡るまでの間のマージンは「%」で管理されているため、元値が上がればユーザーが購入する際に払わなければならない金額は自ずと上がってしまうので、Radeon RX 6800 XTなどは恐らく1万円以上の値上げは覚悟する必要はありそうです。
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