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海上都市「Oceanix」
Credit:Oceanix

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現在、世界人口の5人に2人は海岸から100km以内に住んでいます。

また世界の巨大都市の90%が海面上昇の影響を受けやすい状態にあるとも言われています。

こうした地球規模の問題に対処するため、国連ハビタットの支援を受けて、韓国の釜山(プサン)沖に浮く海上都市「Oceanix」が建設されることになりました。

公式サイトでは壮大なイメージ画像が公開されており、2025年までに建設される予定です。

目次

  • 韓国の海上都市「Oceanix」
  • 200億円の海上都市!2025年までに建設される

韓国の海上都市「Oceanix」

新しく建設予定の海上都市「Oceanix」は、海上に浮かぶ複数の人工島で構成されます。

浮いているので、地球温暖化による海面上昇の影響を受けません。

人工浮島自体はアンカーで海底に固定されているため、遠くに流されてしまったり、津波やハリケーンなどの自然災害で壊滅したりすることはないようです。

浮島はアンカーで海底に固定されている
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そして各島は六角形になっており、コンクリートの2~3倍の硬さを誇る頑丈な素材で構成されています。

また、この海上都市は自給自足できるよう設計されているようです。

電力は建物の上に設置されたソーラーパネルから供給。

海上都市では野菜が栽培される
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食生活は野菜と水産物が中心であり、これが省エネや省スペースにつながります。

都市外部に農場が作られるだけでなく、室内では効率的な温室栽培も行われるとのこと。

海産物も主な食料となる
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さらに浮島の下では、海藻や貝、魚が養殖されるのです。

魚の排泄物や残骸なども植物の肥料として用いられるため、限られた資源での生活が可能だと言われています。

200億円の海上都市!2025年までに建設される

建物には、海上生活を可能にするためのさまざまな特徴が備わっています。

例えば、風の影響を低減するために、すべての建造物は7階建てよりも低くなる予定です。

海上都市の建物は構造は工夫されている
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また韓国釜山(プサン)の夏は蒸し暑いため、建物の屋根を大きくして日陰を最大限に利用できるようにします。

これにより冷房費が削減でき、屋根に設置するソーラーパネルの面積も大きくすることが可能。

さらにそれぞれの浮島間は特別なボートやフェリーを使って自由に移動できるのだとか。

浮島間の移動はボートを利用
Credit:Oceanix

ちなみに、現段階では海上都市の大きさは未定です。

ただし、0.75km2ほどの面積だけで最大1万人が住めると考えられています。

当然、未来の海上都市に住むメンバーもまだ決まっておらず、居住に必要な料金すら明らかになっていません。

それでも海上都市の建設には2億ドル(約200億円)かかると言われており、建設や維持に必要な資金がどのように賄われるのか気になるところです。

海上都市が他の国でも建設されるかもしれない
Credit:Oceanix

さて、韓国の海上都市「Oceanix」の建設予定は2025年ですが、さらに別の計画も進行しています

現在少なくとも10カ国の政府が、新しい海上都市の建設を考慮しているのです。

人口増加や自然災害に対処する海上都市。世界規模で進行しているプロジェクトの今後に期待したいところです。

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参考文献

Sustainable Floating Cities Can Offer Solutions to Climate Change Threats Facing Urban Areas, Deputy Secretary-General Tells First High-Level Meeting
https://www.un.org/press/en/2019/dsgsm1269.doc.htm
Check out the world’s first FLOATING CITY! Flood-proof Oceanix – backed by the UN – will be built in South Korea by 2025
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10230791/The-worlds-FLOATING-CITY-coming-South-Korea-2025.html