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自民党総裁選への立候補を表明している岸田前政調会長は、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、アフガニスタンからの日本人らの退避をめぐり、自衛隊法の改正を検討する考えを明らかにした。

岸田前政調会長「危険な状況にある関係者を日本人を救いに行くのに、現地の安全を確認できないといけない、これは国民の感覚からしてもこれどうかと思います。全体の整合性を考えながらぜひ法改正について考えてみたい」

岸田氏の発言は、初動の遅れや日本大使館などで働くアフガニスタン職員など、およそ500人が現地に取り残されていることをふまえたもので、「日本の危機管理の点から(法改正を)一度考えてみる必要がある」と訴えた。

また、新型コロナウイルス対策については、医療体制の強化に向けて、「さらに強い対応力が必要かどうか、法改正の必要性を考えてみるべきだ」と述べた。

一方、自民党総裁選をめぐっては、水面下の動きが活発化している。

河野規制改革担当相は、麻生派の議員らと協議を続けていて、その結果をふまえて、今週中にも正式に出馬表明したい考え。

また、安倍前首相は、高市前総務相を支援する方向で、週明け以降、各派閥の駆け引きが激しさを増すとみられる。