NASAは12月31日、国際宇宙ステーション(ISS)の運用期間を2030年まで延長する方針を発表した。当初の計画では2024年までとなっていたが、これを6年間延長して30年までとする方針。ISSはアルテミス計画向けに予算を割り振るため、運用を民間団体に移譲する案が検討されていた。リリースによれば、米バイデン政権から、運用を2030年まで延長するよう指示が出たとしている。ISS運用に関わる日本や欧州、ロシア、カナダの国際パートナーが同意するかが課題となる。またISS延長に必要な予算の拠出に関しては、米議会の承認が必要となる(NASAリリース、NHK、読売新聞、Engadget)。
| 宇宙
| アメリカ合衆国
|
関連ストーリー:
ISS国際宇宙ステーションと地上との携帯電話通話の動画が公開
2021年12月22日
前澤友作氏を乗せたソユーズが打ち上げ成功。ISSで12日間の宇宙旅行へ
2021年12月09日
NASA、アルテミス計画の2024年の月着陸を「2025年以降」に延期
2021年11月12日
ボーイングのStarliner、バルブ不調の原因は水分との見方
2021年10月23日
ロシアの映画監督と俳優がISSに到着、史上初の宇宙での映画撮影に挑戦
2021年10月12日
NASA 監察総監室曰く、次世代宇宙服の開発は 2024 年中に人類を再び月へ送るアルテミス計画に間に合わない
2021年08月14日
ロシアの多目的実験モジュール ナウカ、国際宇宙ステーションにドッキング
2021年07月31日
国際宇宙ステーションに未発見の穴が開いている可能性、ロシア側責任者が指摘
2021年01月25日
NASA、ISSの民間移譲を検討中
2016年08月23日