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「オミクロン株」3例目確認 イタリアから入国男性が感染 日本人では初

 厚生労働省は、イタリアから入国した30代の男性が新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染していたと発表しました。国内でオミクロン株が確認されたのは3例目です。

後藤茂之厚労相
 「本日、入国時の検査で陽性が確認された海外からの入国者について、オミクロン株であることが確認されました。(国内で)3例目の検出事例になります」

 国内で3例目の「オミクロン株」への感染が確認されたのは、今月1日、イタリアから羽田空港に到着した30代の男性です。政府関係者によりますと、男性は日本人だということです。

 男性は空港の検査でコロナの陽性が判明し、厚労省は、国立感染症研究所で「オミクロン株」かどうか遺伝子解析をしていました。男性は今年8月までにモデルナのワクチンを2回打っていて、空港に到着した時は無症状だったということです。

 厚労省は男性と同じ飛行機に乗っていた乗客41人を濃厚接触者と認定し、今後、健康観察などの対応にあたると発表しました。このうち1人が空港の検疫で陽性が確認されていましたが、遺伝子解析の結果、「オミクロン株」ではなかったということです。