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「サポート詐欺」呼ばれる詐欺が、コロナ禍で急増している。

その手口は、パソコン画面に、コンピューターウイルスに感染したなどと、うその通知を表示して、利用者の不安をあおり、修理代金名目で金をだまし取るもの。

被害に遭った高齢男性が、その実態を語った。

パソコン画面に現れたのは、マイクロソフトのロゴに「マイク」を名乗る外国人風の人物。
偽の身分証。

被害男性「連絡してくださいみたいな表示が出たので、電話しちゃった。そこが大間違いだった」

東京都内の80代の男性は、自宅で突然パソコンが動かなくなり、画面に表示された偽のサポートセンターに慌てて電話した。

片言の日本語をしゃべる「マイク」を名乗る人物は、男性に修理代金などとして、繰り返し電子マネーをコンビニで購入させ、金額は20万円にのぼった。

被害男性「電話して、最初、正式な女性の声が出てきて、マイクロソフトだと。マイクロソフトであれば、そういうことやってくれるかもしれない」

これらの「サポート詐欺」は、在宅率が高まったコロナ禍で、被害が急増していて、確認された不正なサイトは、2021年7月から9月の間で1,000万件以上と、2020年の初めごろの3倍以上となっている。

警視庁は、警告画面は無視して、再起動をするなどの対応をとるよう呼びかけている。