もっと詳しく

2021年のノーベル物理学賞に、地球温暖化の研究をしている愛媛県出身の真鍋淑郎プリンストン大学上席研究員が選ばれ記者会見が行われた。

ノーベル物理学賞・真鍋淑郎さん「大変驚いたが、選ばれてとても光栄。気候変動の研究を楽しんでいる。私の全ての研究活動が好奇心によって突き動かされている。私たちは今、(気候変動という)とても難しい課題に直面している」

真鍋さんは1960年代に地球全体の気候モデルを開発。

大気中の二酸化炭素の濃度が地球の表面温度の上昇に影響することを世界で初めて示した。

受賞の一報を受けた直後、真鍋さんは、今回の快挙は妻・信子さんなしにはなしえなかったと感謝の思いを語っている。

ノーベル物理学賞・真鍋淑郎さん「もう彼女(妻)がいなかったら、僕はもう生きていなかったかもしれない。感謝以外のなにものでもないです」

真鍋さんの妻・信子さん「私は主人をいつもリスペクトしているし、楽しく2人で人生過ごしながら、お仕事一生懸命やっていただく」

また、大学では、真鍋さんは「淑郎」ではなく「SUKI」との名前で親しまれていて、謙虚な研究姿勢が印象的だったという。

真鍋さんの同僚「大変重要な仕事をしても、とても謙虚な姿勢を貫いている。みんな真鍋さんがこの分野にいることを喜んでいるし、彼に敵はいない」

授賞式は12月10日にオンラインで行われる。