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過去に別の赤ちゃんと取り違えられた男性が、生みの親を知るための調査を求め提訴。

江蔵智さん(63)は、1958年に東京・墨田区の都立の産院で産まれた直後に、別の赤ちゃんと取り違えられたとして、都を相手に取って裁判を起こし、取り違いを認定した判決がすでに確定している。

その後、都は江蔵さんの生みの親を探す調査に応じなかったため、江蔵さんは5日、調査の実施やおよそ1,800万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

江蔵智さん「自分は何者なのか知りたいです。血縁の両親も元気でいてくれることを願っている」

江蔵さんはこれまで、墨田区に住む同じ時期に生まれた人を1人ひとり訪ね、生みの親を探してきたということだが、「個人では限界がある」と話している。