
5日夜、東京パラリンピックの閉会式が行われ、13日間にわたる大会に幕を下ろした。
大会組織委員会の橋本会長は、北海道・札幌市が目指している2030年の冬季大会や、近い将来の夏季大会の招致について、早くも意欲を示している。
橋本会長「東京2020大会は、豊かなレガシーを日本と東京に残し、10年後、20年後、私たちが大会を一層誇れる、真の社会の変革を達成できるのではないか」
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の橋本会長は、6日午前に会見し、東京大会を「安全最優先を実現し、大きな問題なく大会ができた」と振り返った。
パラリンピックでの学校連携観戦プログラムには、およそ1万5,000人の児童や生徒が参加し、選手たちを応援した。
しかし、経費にコロナ対策費が上積みされ、さらに無観客でおよそ900億円のチケット収入がなくなったことなどが重なり、大会組織委員会は、赤字の規模感は現時点ではわからないとしている。
橋本会長は、札幌市が目指している2030年冬季大会について、「なんとしてでも実現できれば」と話し、夏季大会についても、「状況が許せば、近い将来、また日本で開催できたら」と意欲を示している。