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雲の上でアリ探し
東京は30℃近くまで気温が上がり、10月とは思えないほど暑い日が続いていますね。
こんなに気温が上がるのもあとわずかだと思うと貴重な夏日。
昨日もアリの撮影で山へ行ってきました。
山の麓から徐々に山を登りながらアリ探し。
標高が低い場所で暮らすヤマアリの仲間の巣には、まだ繭がたくさんありましたが、標高が高くなるにつれて、ほとんどの繭が羽化していて、そろそろ越冬準備に入っていることが分かります。

雲の上
山を登り続けて、雲より高い場所に到着です。
山の上は10月で本格的に寒くなるので、ここまで標高の高い場所へ来るのも今年最後です。
森では大きめの雪虫がたくさん飛んでいました。
ここまで標高の高い場所に来ても、日向は気温が25℃もありました。
この標高にしては驚きの暑さです。
ちなみに、この辺りは天気の悪い日や夜などの気温は10℃前後です。

ヤマクロヤマアリ
標高の高い場所で暮らすヤマクロヤマアリがキイロケアリの新女王を運んでいました。
キイロケアリはまだ結婚飛行をしているようです。

キイロケアリ
続いてキイロケアリの巣の中を調べてきたところ、巣の中にはたくさんの羽アリたちが見つかったのです。
ここ数日間、気温が高く絶好の結婚飛行日和だったと思いますが、まだ巣の中にこんなに残っているとは。
標高の高い場所は10月には一気に気温が下がり冬になります。
のんびりしてて飛ぶ機会を逃してしまうなんてことはないのでしょうか?