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フランスのカトリック教会で、21万人以上の未成年者が、聖職者から性的虐待を受けたとみられることがわかった。

フランスで、カトリック教会の聖職者から性的虐待を受けたという被害者の告発が相次いだため、独立調査委員会が設置され、5日、報告書が公表された。

報告書によると、1950年以降、性的虐待に関わった聖職者は、およそ2,900人から3,200人にのぼり、被害を受けた未成年者は、21万6,000人と推定されるという。

ローマ教皇フランシスコは6日、「被害者たちの心の傷に対して悲しみや痛みを感じる。長い間、教会が心配事の中心に据えられなかったことに恥を表明する」と述べた。