11月7日は、二十四節気の1つ「立冬」。
暦の上では、冬の始まり。
各地の深まりゆく秋の様子をまとめた。
岐阜・白川村の展望台でカメラを構える、たくさんの人たち。
7日午前8時、サイレンの音を合図に、60基ほどの放水銃から、水の柱が一斉に噴き上がった。
世界遺産・白川郷で行われた一斉放水。
合掌造りの集落を火事から守るための消防訓練として、毎年、この時期に行われている。
間もなく白川郷には、長い冬が訪れる。
7日は、暦の上で冬が始まる日とされる「立冬」。
静岡・三島市の「箱根松並木」では、冬の間、害虫から松を守るため、わらで作った“こも”を巻く作業が行われた。
植木職人によって、1つ1つ丁寧に巻かれた“こも”。
2022年春の「啓蟄(けいちつ)」の日に合わせて、外される予定だという。
東京・浅草近くの隅田川では、マリンスポーツなどを楽しむイベントが開かれた。
水圧で空を飛ぶアクアボードのデモンストレーション。
子どもたちも、カヌーを体験したり、エンジンつきのゴムボートなどを操縦するなど、秋の1日を楽しんでいた。
参加者からは、「楽しかったです。運転で曲がるところとか、カーブが面白かった」、「橋の上から見ている隅田川で(ボートを)運転してみるのは、気持ちよかった。すごく楽しかった!」などの声が聞かれた。
このイベントは、例年5月に行われてきたが、2021年は新型コロナの感染状況が落ち着いた秋の開催になったという。
そうした中、6日に解禁になったのが、日本海のズワイガニ漁。
6日夜、石川・金沢市で行われた初競りで、2021年から「輝」という名称でブランド化された最高級のズワイガニに、過去最高となる500万円の値がついた。
百楽荘・島田大輔料理長「本当に重たい、手が震えてしまうくらい。本当に立派で、きれいなカニだと思う」
「輝」に認定されるには、重さ1.5kg以上、甲羅の幅が14.5cm以上などの厳しい条件があり、6日に認定されたのは、珠洲市で揚がったこの1匹だけ。
重さ1.88kg、甲羅の幅は15.6cmもある超大物。
落札したのは、石川県内で2軒の高級旅館を経営する「百楽荘」。
一夜明けた7日、あらためて取材に応じた百楽荘・島田料理長は、「500万円という金額は、本当に想定外だったので、こんな人生経験はないくらい、びっくりしました」と話した。
500万円のカニは、宿泊客の家族に無料で提供するという。
7日午後5時すぎ、料理長が、カニを見せるために食事どころを訪れた。
カニは、ボイルして、7日夜の夕食に振る舞われるという。
(フジテレビジョン)
(テレビ静岡)
(石川テレビ)
(東海テレビ)