税金で観光旅行のような海外視察を行っていたとして、香川県の県議に費用を返還させるよう県が命じられた裁判。
7日、県議会側が、この判決を受け入れたことがわかった。
問題となったのは、2017年に6人の香川県議が行ったドイツやスイス、イタリアを訪問した視察。
1人100万円以上の費用がかかったとされるこの視察。
その一部始終を、フジテレビのカメラが取材し、放送した。
この放送後、市民団体などが、4件の海外視察にかかった旅費などおよそ4,300万円を県に返還するよう訴えた。
12月24日に開かれた判決公判で高松地裁は、県議6人におよそ600万円を返還させるよう県に命じた。
この判決について、県議会は7日、「適正な議決の手続きを経て派遣した議員の海外視察の一部を適正と認めないものであり、極めて遺憾」などとコメントを発表。
しかし、「主要な部分については合理性があると判断されている」などとして判決を受け入れる考えを示した。