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2016年の参院選に初当選した自民党の今井絵理子参院議員が8日、議員生活5年半で初めての政治資金パーティを開いた。

今井氏は「来年また戦いが始まる」と、2022年参院選での再選に強い意欲を表明した。

「今井絵理子感謝祭2021」と銘打って開催されたパーティーには、麻生太郎副総裁や林芳正外相が駆けつけ、岸田文雄首相もビデオメッセージを寄せた。

麻生副総裁は、SPEEDから政界に転じた今井氏について、「いろいろ女性の政治家はいるが、存在感がある人だ」と高く評価した。そして、「聴覚障害の子供を抱えた苦労をきっちり身につけ、政治家として、来年7月の参院選にもう一回出ようというと、多くの方から支持をされるのが素晴らしい」と述べた。

また、岸田首相もビデオメッセージを寄せ、「SPEEDのボーカルとして、多くの国民を熱狂させた姿が今も忘れられない。私も『Body And Soul』など、口ずさめる曲がたくさんある」と述べた。 その上で、「当時の華やかさはそのままに、政治家として地道に歩みを進めてきた。意外と言えば怒られるかもしれないが、大変勉強熱心な方だ」と持ち上げた。

一方、今井氏は、「21歳の時に息子を出産して、生まれつき耳が聞こえない聴覚障害であるということがわかった。神様って残酷。SPEEDの音楽、私の歌を届けてあげられず、悔しく悲しかった」と振り返った。その上で、「政治の世界で、障害のある、ないに関わらず、誰もが安心して生きていける社会をつくっていきたい」と、政治の世界に入った動機を語った。

さらに今井氏は、「5年半前に当選して、来年また戦いが始まる」と述べ、来年の参院選に出馬する意向を表明した。