東京オリンピック最終日。
男子マラソンでは、開幕前に突然の引退宣言をした大迫傑選手が、現役ラストレースで見事6位入賞を果たした。
大迫傑選手(30)。
退路を断って臨んだ東京オリンピック。
スタートから先頭集団の後方につけ、上位を伺うようにレースを進めた。
30kmすぎに一気にペースが上がると、一時は8位に後退したが、魂の走りで2人を抜き返した。
マラソンと同じように、まっすぐ前だけを見つめて進んできた競技人生。
メダルの夢は、後輩たちに託す。
大迫傑選手「100点満点の頑張りができたかなと。次の世代の人が頑張れば、絶対、この6番手からメダル争いにからめる。次は後輩たちの番だと思います」