「調湿作用がある」「嫌な臭いを取る」「水の浄化をする」「微生物を元気にするから堆肥に混ぜるといい」など、竹炭の効用再評価で、全国の里山で竹炭作りの機運が高まっているとか。そこで今回は、地元の人に教わったカンタンな竹炭作りのノウハウを紹介。
地元の鉄工所にドラム缶を持ち込む
竹炭作りにはいろいろな方法があるけれど、ここでは房総のいすみ市で、農業を営む金綱良行さんとその仲間が、「いすみ環境と文化のさとセンター」の資料をもとに実践したドラム缶を改造した窯を使う方法を紹介しよう。
用意するのは、燃料用のドラム缶を改造した手作りの窯と竹材(伐採してから2〜3カ月経ったものがベスト。真竹を使用)。あとはシャベル、それに煙突の中の温度を測る温度計があるといい。
ドラム缶の改造は、簡単な穴あけとカット、それに溶接が必要だが、これはドラム缶と鉄板(厚さ1〜2mm程度)を地元の鉄工所などに持ち込んで作ってもらおう(図参照)。ドラム缶や煙突、鉄板はホームセンターで購入できるはずだ。
炭作りの手順は後述のとおり。基本的には、炭窯を使って、竹材を「蒸し焼き」にすればOKだ。つまり、空気を少なくした状態で温度を上げればいい。というと簡単だが、ちょっとした加減で燃えすぎて灰になったりする。このあたりは経験ということになるのだが、やってみる価値は十分。金綱さんは炭焼き2回目の挑戦だったが見事成功。できあがった竹炭はハウス栽培の土壌改良に使うという。
なお、読者が実際に自分でやるときは、火災に対する用意を十分にすること。森の中や庭先ではなく、広い畑などで行なうことをおすすめする。
炭焼きの実践ミニドキュメント
取材協力&写真提供◎金綱良行/参考文献◎『エコロジー炭やき指南』(創森社刊)
*掲載データは2014年4月時のものです。
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