高齢者の方は判断力や俊敏性が、若い人よりどうしても鈍くなっていますから、「危ない!」と思った時に、体がすぐに反応しないこともあります。
また、農機具で起こる事故は、高齢者に限らず、若い人においても発生しています。
また、農機具の新品、中古に限らず、発生している問題です。
お話してきたように、一人で作業をしないことも大切ですが、各農機具メーカーが安全対策として使い方を守るように呼びかけています。
そして、より安全に使ってもらえるように、メーカーは農機具に安全装置をつけるなど、開発や製造を行っています。
農機具の事故発生は増加しているということですが、事故を防止するための一番の方法は、何より農作業をする人が注意を払うことでしょう。
もちろん、人間は誰でもミスをする生き物ですよね。
ですから、私達、人間がミスを犯したときに、農機具がそれをカバーしてくれる機能が付いていれば安心です。
例えば、作業者が農機具をコントロール出来なくなった際に、自動的に停止する装置です。
また、安全な使い方をしていないと、停止する装置や、正しい手順を踏まないと作動しない装置だと安心ですよね。
さまざまな安全対策がされている農機具であっても、やはり、最後は人間が気をつけるに限ります。
農機具を使う際は、説明書をよく読み、操作や用途、作業中の服装に至るまで、それに従うことです。
そして、正しく機械操作をすることが、なによりも安全に農機具を使う方法でしょう。