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キヤノンは 6 日、VR 映像撮影システム「EOS VR System」を発表した(プレスリリース米国版プレスリリース製品情報SlashGear の記事)。

EOS VR System では魚眼レンズを 2 つ搭載した専用の RF レンズ「RF5.2㎜ f/2.8L Dual Fisheye」をミラーレスカメラ EOS R5 に装着して撮影を行い、専用ソフトウェアでデータ変換を行う。専用レンズを使用することで左右の視差を利用した 3D の 180 度 VR 映像を撮影可能だが、EOS R5 には 12 月上旬公開予定のファームウェアを適用する必要がある。

2 眼レンズそれぞれから入射する光を単一の CMOS センサーで記録することにより、撮影前のカメラ位置調整や同期設定、撮影後のスティッチ作業が不要となり、映像制作ワークフローが効率化する。データ変換は PC アプリ「EOS VR Utility」または Adobe Premiere Pro 専用プラグイン「EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro」のいずれかを選択可能だ。

発売は 12 月下旬を予定しており、専用 RF レンズはオープン価格、データ変換ソフトウェアは有償サブスクリプションとなる。米国版プレスリリースによれば、レンズの推定小売価格は 1,999 ドルとなっている。データ変換ソフトウェアにはトライアル期間が設けられ、静止画や 2 分以内の動画を無償で変換できるとのことだ。

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