皇后・雅子さまは9日、58歳の誕生日を迎え、長女の愛子さまについて、「一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」と文書につづられた。
誕生日に当たり寄せた文書の中で、皇后さまは、「幼かった愛子がもう成年かと思いますと、信じられないような気持ちもいたします」と20年を振り返り、「一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」と今後の歩みに思いを寄せられた。
長期化するコロナ禍で苦境に直面している人たちを「胸が痛みます」と案じ、「皆でお互いを気遣い、支え合っていける社会となっていくことを願っています」と記された。
適応障害の治療は18年に及び、側近によると、コロナ禍で国民と触れ合う機会が限られ、体調が整いにくくなっている面もあるという。
祝賀行事は、規模を縮小して行われ、午後には、両陛下で上皇ご夫妻のお住まいを訪問し、あいさつされる予定。