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オミクロン株の発見は年末年始の帰省に影響しますか?

新型コロナの新しい変異株「オミクロン株」の流行が危惧されています。ワクチン接種の前倒しも検討される中、年末年始の人の移動による第6波も心配されています。

10月時点で帰省に関してアンケートを実施しましたが、さらに年末も近づいた12月現在では、帰省についてどのように考えているのでしょうか。
【年末年始の帰省】2021年10月初旬現在では「帰省する予定」が37.9%

今回は、「実家・帰省先が現在住む場所とは別の都道府県」と回答した823名を対象に、年末年始の帰省の予定やオミクロン株発見による帰省への影響についてアンケートを実施しました。

「年末年始の帰省に関するアンケート」調査概要
調査手法 インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者 実家・帰省先が自分が現在住むところとは別の都道府県にある方
調査期間 2021年12月6日~2021年12月8日
質問内容 質問1:年末年始には、いつも帰省していますか?
質問2:いま(12月初旬)現在、今年の年末年始に帰省する予定はありますか?
質問3:今年「帰省しない」という選択するまでに、一旦「帰省する予定」はありましたか?
質問4:「帰省する」予定を変え、「帰省しない」という選択をした理由や経緯を、具体的に教えてください。
質問5:「帰省する」予定を変え、「帰省しない」という選択をしたことに、“オミクロン株の発見”は影響していますか?
集計対象人数 823人

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

「帰省しない」理由はオミクロン株の発見が影響?

まず初めに、年末年始にはいつも帰省をしているのかを聞きました。

「毎年帰省していない」と回答した方が最も多く、37.1%となりました。一方、6割程度の方が帰省することが多いと回答しました。

「毎年帰省している」「帰省することがある」「帰省しないことが多い」という回答をした518名を対象に、「いま(12月初旬)現在、年末年始に帰省する予定があるか聞いた結果、以下のようになりました。

39.4%の方が「帰省する予定」としていますが、44.2%の方は「帰省しない予定」となっていて、「まだ分からない」と回答した方も16.4%となっています。

「帰省しない予定」と回答した方に、「今年『帰省しない』という選択をするまでに、一旦『帰省する予定』があった」か聞いたところ、以下のようになりました。

17.5%(40人)の方が、元々「帰省する」予定だったものの「帰省しない」ことに変更したようです。
その理由について聞いてみました。

「帰省しない予定」に変更した理由や経緯

  • 帰省しようと思っていたが、オミクロン株のことがあるので先が見通せない。(60代・女性)
  • 帰れると思っていたが、オミクロンの拡大を考えて自粛した方がよさそうと思った。(40代・男性)
  • 親や親戚に高齢者が多いので、感染リスクを減らすため。(60代・男性)
  • 田舎なので街から帰省することに対して近所に遠慮がある。(70代・女性)
  • まだ子どもが小さいので県をまたいだ移動はしたくなかった。(30代・女性)
  • オミクロン株ではないデルタ株などの感染状況の見通し。(70代・男性)
  • コロナが終息するのであれば帰省の予定であったが、まだまだ安心できないから。(50代・男性)
  • 実家の方から「帰るな」と言われた。(50代・男性)

最後に「帰省しない」という選択に対して、“オミクロン株の発見”の影響があったのか聞いたところ、以下のようになりました。

40人中34人が、“オミクロン株の発見”が「帰省しない」という選択へ影響した、と回答しました。

まとめ

今回の調査では、年末年始の他の都道府県への帰省についてアンケートを実施しました。

これまで年末年始に帰省したことがある方の44.2%が、「帰省しない予定」と回答していました。一方で、「帰省する予定」と回答した方も39.4%と4割近い数となりました。

元々「帰省する予定」だった方が「帰省しない予定」に変更した理由については、「新型コロナ」の感染状況への心配が多く挙げられました。「都市部から田舎への帰省に対する心配」や、「高齢者や子どもへの感染に対する不安」といった意見もありました。
また、「オミクロン株の発見」が影響していると答えた方も多く見られました。