農業が盛んに行われている地域では、季節によって、農機具の事故が増加する時があるそうです。
例えば、コンバインやトラクターを使用する時期に多発する、作業中の事故が懸念されています。
作業中の事故と言っても、農機具によっては、その程度もさまざまです。
農機具で手や指を切ってしまうなど、軽い怪我で済むこともあれば、中には死亡してしまうケースもあります。
例えば、作業中に大きな農機具に誤って巻き込まれてしまったり、重量がある農機具の下敷きとなってしまったり、畑での事故は後をたちません。
では、このような事故を防ぐために、農作業をする方は、どのようなことに気をつけて作業をしなければならないのでしょうか?
田畑で作業をする際に、もっとも気をつけなければならないことは、「一人で作業をしないこと」です。
これは、チェーンソーなど、農機具の取り扱い説明書には書かれていることですが、「声をかけられる範囲に、誰か他の人がいる場所で作業を行うこと」が大切です。
なぜ、一人で作業しないということが大切なのかと言いますと、事故を発見してくれる人がいるか、いないかで、被害の程度が変わってくるからです。
例えば、割と近い隣の畑に同じく作業する人がいたり、ご夫婦で同じ畑で作業していたりする場合は、万が一、農機具で事故が発生してしまった場合、気づいてくれる人がいますよね。
もし、怪我をしたとしても、周囲に人がいたら、すぐに救急車を呼んでもらえますし、救出もしてくれるでしょう。