中国による圧力が強まる中、台湾では“建国記念日”と位置づけられる「双十節」の祝賀式典が行われています。
台湾では１０月１０日の「双十節」に毎年、祝賀行事が行われ、台北では日本時間のけさ１０時ごろから式典が始まりました。
これに先立ち、蔡英文総統はきのう演説し、「民主主義と自由の最前線を堅持し、国際社会のパートナーとの協力を強化し、世界に貢献するよう努力する」と強調しました。
一方、中国は今年に入って戦闘機など延べ６００機以上を台湾の防空識別圏に進入させるなど圧力を強めていて、習近平国家主席はきのうの演説でも、台湾について「統一は必ず実現しなければならない」と訴え、強硬姿勢を崩していません。