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<コロナが終息したらどこに旅行に行きたい? 氷の洞窟から、噴火中の火山、謎の「迷子ツアー」まで、おすすめの旅先を紹介> コロナ禍のせいで閉じていた国境が、少しずつ開き始めた。夢にまで見た旅に向けて、準備を始めた旅行好きも多いはず。失われた時間を一気に取り戻すため、ここは大自然を巡る冒険旅行に出掛けてみては? ===== 01. 氷の洞窟を探検 デナリ国立公園(米アラスカ州) MICHAEL PHAM デナリ国立公園では、数千年に及ぶ氷の作用で出来上がった洞窟を専門ガイドと一緒に探索しよう。園内の1800メートル級のヌナタク(氷河に囲まれた山)にある超豪華ロッジ「シェルドン・シャレー」の展望デッキからは、9月から4月にかけてオーロラも楽しめる。ロッジへはアンカレジからヘリでアクセス可能だ。 ===== 02. ロッキー山脈の新ルート アラパホ盆地(米コロラド州) IAN ZINNERARAPAHOE BASIN 挑戦的な旅が好きなら、ロッキー山脈のアラパホ盆地にある、北米で一番新しい「ビア・フェラータ」を登るのもおすすめ。ビア・フェラータとは、はしごやケーブルなどを使って初心者でもロッククライミングができるように整備された山岳ルート。ガイドと共に3000メートル級の山々を制覇するのも夢じゃない。 ===== 03. 気軽に無重力体験 ニューヨーク(アメリカ) ZERO-G 無重力体験はIT長者だけのものじゃない。開発途上の宇宙観光に比べて格段に安い値段で楽しめる無重力飛行サービスツアーが、ニューヨークやロサンゼルス、フロリダ州などで近く開かれる。使われるのは、特別に改造されたボーイング727旅客機。一気に上昇した後に下降する「パラボラテック飛行」により、無重力状態を体験できる。 ===== 04. 野生のイルカと泳ぐ ビミニ諸島(バハマ) BBEVREN/ISTOCK 水族館のイルカショーは、もう卒業。エコツーリズムの認定を受けているダイブ・ニンジャ・エクスペディションズ社は、自然界に生きるイルカとカリブ海で泳ぐという素敵な体験を提供している。ダイビングの資格は不要。シュノーケリングか素潜りで、とびきり人懐こいビミニ諸島のイルカたちと一緒に、透き通った海を堪能できる。 ===== 05. 噴火中の火山でハイキング ファグラダルスフィヤル山(アイスランド) SAUL LOEBーPOOLーREUTERS アイスランド南西部のファグラダルスフィヤル山では3月から噴火が続く。ここでハイキングをしたり、上空をヘリで旋回したら、一生忘れられない体験になることは確実。ただし噴火はいつ終わるか分からないので、旅の予約はお早めに。南東部の活火山クワンナダルスクフヌゥクルでアイスクライミングに挑戦するのもおすすめだ。 ===== 06. フレンチアルプスの上空を飛ぶ アルプス山脈(フランス) RENELO/GETTY IMAGES 山に登るのが苦手なあなたでも、山の上を飛ぶのは好きかもしれない。36もの世界記録を持つパイロット、クラウス・オールマンが操縦するモーターグライダーに乗り込んで、モンブランやマッターホルンなどを上空から眺めるスリルあふれるフライトはいかが? 疲れたら高山植物園でピクニックを楽しもう。 ===== 07. チンパンジーと一緒にトレッキング クイーン・エリザベス国立公園(ウガンダ) JANE GOODALL INSTITUTE AND VOLCANOES SAFARIS コロナ禍は人間と地球との関係を考え直す機会になった。そんな今、チンパンジーの研究に生涯をささげてきた動物行動学者ジェーン・グドールのように、絶滅の危機にあるチンパンジーと一緒にジャングルでトレッキングをしてみるのもいい。参加すれば、ジェーン・グドール・インスティテュートとボルケーノーズ・サファリが行っている環境保護活動に貢献することにもなる。 ===== ??. 謎の「迷子」ツアー 地球のどこか ALEXRATHS/ISTOCK コロナ禍のせいで、旅のアイデアを思い付かなくなった? だったら、オーダーメイドの旅行会社ブラック・トマトにお任せ。同社の「ゲット・ロスト(迷子)」サービスが全て解決してくれる。まず何があなたの心を揺さぶるのか、どの程度まで「迷子」になりたいのかを伝えよう。驚きに満ちたオーダーメイドの旅を、モンゴルから北極まで世界のどこかに用意してくれる。