「このまま順調に新規感染者が減っていけば」。
田村厚労相が緊急事態宣言の9月末での解除について見通しを示した。
東京都では11日、新たに1,242人の感染を確認。
19日連続で前の週の同じ曜日を下回った。
重症者は9日から8人減り243人だった。
一方、全国の新規感染者は8,891人。
金曜日に1万人を下回るのは7月23日以来。
田村厚労相は、東京など19都道府県で、9月30日を期限とする緊急事態宣言について、このまま新規感染者の減少傾向が続けば、期限どおりに解除できるのではないかという見通しを示した。
田村厚労相「(新規感染者は)今減少傾向に入ってきているので、これをそのまま順調に新規感染者が減っていけば、9月の終わりごろには多くの地域で措置の解除ができる水準まで下がってくることも見えてきている」
また、3回目のワクチン接種については、「データを分析したうえで早急に審議会を開き方向性を決めなければならない」と述べ、検討を急ぐ考えを示した。
一方、ワクチン接種などを条件に行う行動規制の緩和については、緩和中に感染状況が悪化すれば取りやめる可能性があるとしたうえで、海外の取り組みや国内の実証実験などを参考に具体的な内容を示していくと説明した。