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文科省の調査では、2019年度にわいせつ行為やセクハラで処分された公立の小中高校などの教職員は273人と、過去2番目の多さにのぼっているが、専門家はこれについて、「氷山の一角」だと指摘している。

「性犯罪に関する刑事法検討会」委員・上谷さくら弁護士「年齢が幼くなればなるほど被害と気づかないので表に出ないことがとても多いです。これが13歳以上に達している中学生や高校生になると、合意があるのではないかとか、暴行・脅迫がないとかいう議論をしなくてはならないので、すぐに逮捕になるとは限らない。信頼関係を利用した行為はとても多い、しかも学校は教室がたくさんあるから死角になりやすい。発覚したら二度と職場に戻れないようにすることがすごく重要」