毎年、最後に発表されるノーベル経済学賞。
2021年は、アメリカの大学の研究者3人に決まった。
受賞が決まったのは、カリフォルニア大学バークリー校のデービッド・カード教授ら3人。
カード教授は、「自然実験」と呼ばれるデータ分析の手法を用いて労働市場を分析。
最低賃金の引き上げは、企業が雇用する人数に必ずしも影響を与えないことを明らかにした。
ほかの2人は、自然実験から正確な結論を導き出す方法を示し、スウェーデンの王立科学アカデミーは3人について、「経済科学の実証研究に革命をもたらした」と評価した。