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中国共産党の重要会議「6中全会」が閉幕し、40年ぶりとなる歴史決議が採択された。

異例の3期目続投に向け、習近平国家主席の足場がさらに固まった。

国営新華社によると、中国共産党の重要会議「6中全会」は11日、中国共産党100年の成果などを総括する「歴史決議」を採択し閉幕した。

党が歴史を総括する決議をするのは、毛沢東、鄧小平の時代に続き3回目。

習近平指導部の「脱貧困」などの成果を強調するとともに、「『習近平思想』は現代中国、21世紀のマルクス主義だ」と習主席を強くたたえる内容となっているが、決議全文は発表されていない。

今回の決議は、2022年秋の党大会で3期目の政権を見据える習主席の権威をいっそう高める狙いがあるとみられる。