東京を拠点とする第二地方銀行の「東京スター銀行」が、不適切な方法で保険を販売していた疑いがあることがわかった。
東京スター銀行によると、一部の支店で、顧客の同意を得ずに、預金残高などを記したリストを作成し、一時払い終身保険の勧誘のために使っていた疑いがあり、2021年8月、顧客からの苦情で発覚したという。
保険業法は、銀行の業務で得た預金などの情報を、保険の販売に利用する場合、事前に顧客の同意を得ることを義務づけている。
東京スター銀行は、一時払い終身保険の勧誘を、調査が終わるまで取りやめ、「ご不安・ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」としている。
問い合わせ先は、「東京スター銀行(0120-82-1159)」まで。