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各地で感染拡大が続く中、政府は3回目接種の加速など、新たな方針を示した。

岸田首相「今後、オミクロン株対策の重点を、さらに国内対策へと移していく」

新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、政府は新たな対策を発表した。

まず、水際対策については、外国人の新規入国を原則停止している現在の措置を2月末まで維持。

国内対策として、ワクチン3回目接種の前倒しや、これまで対象外だった12歳未満の子どもへのワクチン接種を早期に始める方針を示した。

12歳未満への接種開始は、3月以降になるとみられている。

岸田首相「3月以降は、今般追加確保したモデルナ1,800万人分を活用して、一般分についても前倒しする。国としても、自衛隊による大規模接種会場を設置するなど、自治体の取り組みを後押ししていく」

自衛隊による大規模接種会場は、防衛省が東京と大阪に設置する方向で調整していて、2月以降に開設する見通しだという。

一方、11日、全国で確認された新型コロナの新規感染者は6,378人。

10日時点の全国の重症者は、前の日から10人増えて100人に。

2021年11月7日以来、およそ2カ月ぶりに100人を超えた。

こうした中、東京都では11日から1月末まで、飲食店での会食を8人から4人に制限する新たな対策が始まった。

イタリア料理店「En」・鳥海将彦店長「またあの思いを繰り返すのか。団体のお客さんで楽しくしているのを見るのも好きなので、そういうのが見られないのも寂しい」

東京の新規感染者は962人、重症者は10日と変わらず4人で、国の基準による重症病床使用率は12.9%となっている。