大きく出たものですが、イエメンの内戦も遂に転換期を迎えたのでしょうか？
アラビア語メディアは、サウディ等のアラブ連合軍に支援された南部分離主義勢力と政府軍等は、１０日間の戦闘で、シャブワ県から完全にhothy軍を駆逐し、１１日新たにイエメン全土の開放を目指す「幸福のイエメン 自由」作戦を開始したと報じています。
これは解放されたシャブワ県の県都で、新たに任命された同県知事とアラブ連合軍報道官が合同記者会見を開いて言明したとのことですが、サウディ軍報道官は、この作戦は単に軍事的勝利を目指すだけのものではなく、輝かしい歴史と文化を有するイエメンの復興開発と繁栄を目指すものであると語った由。
報道官はまた、、これまでのシャブワ作戦で政府軍等は多数のhothy軍兵士を倒すとともに、多数の車両、軍事機材を破壊したと述べた由。
他方hothy軍は、ＵＡＥ軍の中国製ドローンを撃墜したとしている由
بعد معارك استمرت 10 أيام.. القوات الحكومية تسيطر على كامل شبوة والتحالف يطلق عملية “حرية اليمن السعيد” | أخبار أحمر | الجزيرة نت (aljazeera.net)
記憶では、これまでサウディ軍報道官がイエメン内地深くで記者会見したことはなく、今回シャブワの県都で記者会見をしたことは、サウディ軍等の「本気度」を示すものかと思われます。
他方、サウディ軍の報道官がイエメンで記者会見をしている時に、イエメンのご本尊のhadi大統領が依然サウディに引きこもっているということは、どういうことか？健康でも悪いのか、気力を失ったのか、サウディやＵAEと行き違いがあるのか、どうにも合点がいかないところです。
そういえば戦闘の方でも、政府軍の影が益々薄くなり、これに対して（ＵＡＥに支援された）南部勢力の力がますます強くなっているように見えます。