沖縄の森で暮らすオキナワアギトアリ。
アゴを開いて威嚇中。
誰が見ても、ものすごくかっこいいアリですね!
働きアリよりも一回り大きな女王。
働きアリとの大きさの差はあまりないのですが、胸部が発達していること、翅が抜けた痕があること、単眼があることで見分けられます。
このオキナワアギトアリの巣の中では、様々な生物を見ることができます。
中にはアギトアリの巣以外の場所でも見つかるものもいて、攻撃されないから同居しているだけで、好蟻性とは言えなさそうなものもいるのですが、どれも見つかる頻度はかなり高いです。
巣内で見つかるウンカの一種。
飼育をして羽化させたところ、オビカワウンカっぽい種が羽化しました。
ホラアナゴキブリも巣の中でよく見つかります。
この個体は翅のないメス。
翅は短く飛べませんが、ホラアナゴキブリは翅の長いタイプが時々出現します。
コシビロダンゴムシの一種。
これも必ずと言ってよいほど巣内で見つかります。
一つの巣から見つかる数も多く、数十匹が見つかることもあります。
アリヅカムシの中でもかなり小さい種なので、たくさんいますが意識してじっくり探さないと見つかりません。
他にもオカチョウジやダニの仲間も多く、オキナワアギトアリの巣の中は、たくさんの生物が同居をしていて賑やかです。