乗客・乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で36年となり、墜落現場の群馬・上野村で、追悼慰霊式が行われた。
追悼慰霊式は、12日午後6時から始まり、2021年は、2020年と同様に感染拡大防止のため、遺族の参列はなく、上野村や地元の関係者などで規模を縮小して行われた。
そして、犠牲者と同じ数の520のろうそくに明かりがともり、墜落時刻の午後6時56分に1分間の黙とうがささげられた。
日本航空・赤坂社長「36年前の事故の教訓をいっそう生かし、安全安心な社会が作れるよう何かできないかと考えながら、きょうも登山をさせていただいた」
これに先立ち、遺族は、朝から御巣鷹の尾根に登り、家族が眠る墓標や昇魂之碑で花を供え、祈りをささげた。
遺族は、午後4時までに50家族143人が慰霊登山を行ったが、コロナ禍の前に比べると参加者は大きく減少している。