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KDDIが、基本料金0円の新プランを発表した。

14日にKDDIが発表したのは、3月にスタートしたばかりの低価格料金ブランド「povo」の新たな料金プラン。

これまでの基本料金は、音声通話なしの20GBの通信料で月額2,728円としていたが、新プランではこの基本料金を0円として、データ、通話、コンテンツなどのトッピングを用意。

利用者が自分に合ったサービスを自由に組み合わせできる仕組みにした。

例えば、データトッピングでは7日間で1GBという短い期間のプランや、180日間で150GBという長期間のプランまで、インターネットの利用状況に応じて期間や容量で選べるようになる。

コンテンツトッピングでは、使いたい期間だけ対象のコンテンツサービスを利用できるようになる。

携帯料金をめぐっては、大手3社に加え、楽天モバイルも1GBまでは基本料金0円とするなど、政府の要請を受けた値下げ競争が激化。

KDDI・高橋誠代表取締役社長「われわれとして、お客さま目線を失いがちであったところもあったのかなと思い、新しいビジネスモデルとして出しているので、他社もまた新しいことを考えて出してくると思う。そういうものを繰り返していくことが、多分、政府あるいは総務省が目指している“競争促進そのものからお客さまへのサービスをよくしていく”ことだと思う」

新プランは、9月下旬からの提供開始予定。

今回、もう1つ発表されたのが、アメリカの民間宇宙企業「スペースX社」の人工衛星を活用した通信サービスの展開。

KDDI・高橋代表取締役社長「スペースX社“スターリンク”と業務提携させてもらうことになった。(将来的に)都市部のエリアにいるかのような通信体験を提供できるのではないかと思っている」

2022年の実用化を目標に、高速大容量で山間部や離島、そして災害時でもつながりやすい環境の構築を目指すとしている。