地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP26」は、脱石炭への対応などで交渉が難航していて、会期を延長して交渉が続いている。
議長国のイギリスは13日、焦点となっている石炭火力発電などの扱いについて、「段階的廃止を加速させるよう努力する」とした3回目の議長案を提示した。
これまでの案と比べると、「努力」という言葉を加え表現を弱めていて、石炭火力発電に頼る国などに配慮したものとみられる。
この案を元に総会での合意を目指すが、ヨーロッパ各国など、石炭の早期廃止を求める声も強く、先行きは不透明となっている。