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静岡・熱海市で起きた土石流で、被災者と弁護団は、盛り土を行った土地の所有者らを、早ければ来週にも刑事告訴する方針を明らかにした。

この土石流は、崩落の起点にあった盛り土が被害を拡大させたとみられている。

被災者と弁護団は13日に会見を開き、盛り土を行った前の土地の所有者と現在の所有者について、早ければ来週にも重過失致死傷などの容疑で刑事告訴する方針を示した。

被害者の会・瀬下雄史会長「被害に遭われた方々全員に共通していることは、怒りが原動力になっているということです」

9月末までに損害賠償を求める集団訴訟も行う予定。

一方、静岡県は13日、身元がわからなかった1人の遺体について、行方不明だった神奈川県の高校に通う坂本紗花さん(17)であると確認したと明らかにした。

坂本さんの父親も7月に近くで遺体で見つかっている。

これで土石流による死者はあわせて23人、行方不明者は4人となった。