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1967年に茨城県で起きた強盗殺人事件「布川事件」で再審無罪となった男性が、国と県の賠償が確定したことを受け、「正直ほっとしている」と心境を語った。

桜井昌司さん(74)「残念な半面、正直ほっとしている。(警察や検察に)謝罪は求めない、求める気もない」

桜井昌司さんら2人は、「布川事件」で無期懲役が確定したあと、2011年に再審で無罪となった。

その後の国賠訴訟で8月、東京高裁は一審では認定されなかった検察官の取り調べについて、「自白を強要する違法な行為」と認め、国と茨城県におよそ7,400万円の支払いを命じる判決を言い渡し、国と県は最高裁への上告を断念して高裁判決が確定した。