もっと詳しく

自分好みのカスタマイズ。
推しラベルが広げるビジネスチャンスとは。

映画館の一角にオープンしたのは、カスタムコーヒーの専門店「TAG-COFFEE STAN(D)」。

登録不要の専用サイトから、ミルクの有無や味の濃さなどを選び、好みのコーヒーを作ることができる。

選べるのは味だけではない。
「ラベル」をカスタマイズするサービスを行っている。

2,000を超える絵柄と自由に入力できるメッセージを組み合わせて、自分好みのボトルがつくれる。

好きなアイドルなどの名前を入れた推しラベルを作る人も多く、特に女性を中心に人気だというこのサービス。

当初の実証実験では、全く別の目的で導入されたそう。

サントリー食品インターナショナル ジャパン事業本部・高橋大樹さん「(実証店舗で)取り間違いがないように、色のバナーをつけることで、わたしのはこれだとわかる設計だった。そこからSNS上で、色がカスタムできて、かわいいコーヒー屋さんがあると。女性を中心に店舗に来ていただいて、お客さまのニーズがあるのであれば、もう少し進化させた新しいサービスに転換した方がいいのではという議論があって、新しい『TAG-COFFEE STAN(D)』をつくった」

カスタマイズが想像以上の反響で今回の出店が実現。

運営側は今後の展開に期待を寄せる。

高橋さん「コーヒーをきっかけにコミュニケーションが生まれるところが、新しいコーヒーの広がりを感じている。映画館にこだわらず、シーンやお客さまの気持ちに合うところは広げていきたい」