ゲーミングキーボードをお探しの方の中には、Razer(レイザー)のゲーミングキーボードが気になっている方もいるでしょう。
Razerは、アメリカのゲーミングデバイス専門メーカーです。クールなデザインで高性能なゲーミングデバイスを数多く展開しており、日本でも愛好家の多い人気ゲーミングメーカーとなっています。
そんなRazerのゲーミングキーボードは、商品ラインナップが多く、商品によって何が違うのか?自分にはどれが合うのか?と悩んでしまうかもしれません。
この記事では、現在日本で販売されているRazerのゲーミングキーボードの特徴を分かりやすくまとめました!ぜひ、Razerのゲーミングキーボード選びの参考にしてみてください。
Razerゲーミングキーボードの4シリーズの違い
Razerのゲーミングキーボードは、搭載されているキースイッチによって4つのシリーズに分類されています。次の表をご覧ください。
シリーズ名 | キースイッチ |
---|---|
Razer Huntsman | オプティカルスイッチ |
Razer BlackWidow | メカニカルスイッチ |
Razer Ornata | メカ・メンブレンスイッチ |
Razer Cynosa | メンブレンスイッチ |
このように、シリーズ名を見れば、まずは搭載されているキースイッチのタイプが分かります。とはいえ、名前だけ見てもどんなスイッチなのか分からないかもしれません。
以下より、各シリーズごとのキースイッチの特徴やシリーズ内の製品の特徴を詳しく説明していきます!
Razer Huntsmanシリーズ
「Huntsman(ハンツマン)」は、Razerオプティカルスイッチを搭載したハイエンドなゲーミングキーボードシリーズです。
Razerオプティカルスイッチは、光を用いたキースイッチであり、ゲーミングキーボードとして一般的なメカニカルスイッチよりも高速であり、応答性能に優れています。
具体的には、キーを押し込むことで、光がスイッチシステムを通り抜け光スイッチング素子へ到達します。この光スイッチング素子が光を検知し、パソコンにキー入力の信号を送るという仕組みです。
一般的なメカニカルスイッチでは、金属接点が接続した瞬間から信号を送るまで2ミリ秒かかるのに対して、光スイッチング素子へ光が到達してから信号を送るのには0.2ミリ秒しかかかりません。圧倒的な速さです!
さらに、Razerオプティカルスイッチは、一般的なメカニカルスイッチに比べて可動部が少なくシンプルな構造であるため、耐久性の高さも特徴です。
Razerオプティカルスイッチには、「Razerリニアオプティカルスイッチ」「Razerクリッキーオプティカルスイッチ」の2種類があります。
リニア | クリッキー | |
---|---|---|
キーの感触 | 軽量で瞬時 | 軽さとクリック感 |
押下圧 | 45g | |
アクチュエーション ポイント |
1.2mm | 1.5mm |
耐久性 | 1億回クリック |
これとは別に、「Razerアナログオプティカルスイッチ」という種類もあります。Razerアナログオプティカルスイッチは、アクチュエーションポイントを変更できるという特徴があります。自分に合った、より繊細なタイピングが可能となります。
Razerオプティカルスイッチの特徴を理解したところで、続いてはHuntsmanシリーズの製品ごとの違いをご紹介していきます!
Razer Huntsman V2
まずは、「Razer Huntsman V2」をご紹介します。
こちらは、Huntsmanシリーズのベーシックなキーボードとなります。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されているなど、必要なキーがすべて揃っています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerリニアオプティカルスイッチとRazerクリッキーオプティカルスイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | 光学 ・Razer リニアオプティカルスイッチ ・Razer クリッキーオプティカルスイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer Huntsman V2 Tenkeyless
続いては、「Razer Huntsman V2 Tenkeyless」をご紹介します。
その名の通り、こちらは1個前で紹介した「Huntsman V2」のテンキーレスバージョンとなります。テンキーレスであるためメディアコントロールキーも省略されていますが、その分コンパクトです。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerリニアオプティカルスイッチとRazerクリッキーオプティカルスイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | テンキーレス |
キーの種類 | 光学 ・Razer リニアオプティカルスイッチ ・Razer クリッキーオプティカルスイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer Huntsman V2 Analog
続いては、「Razer Huntsman V2 Analog」をご紹介します。
こちらは、アクチュエーションポイントを変更できる「Razerアナログオプティカルスイッチ」が搭載されている点が特徴です。プレイするゲームや個人のタイピングの癖に合わせた調整が可能となります。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されているなど、必要なキーがすべて揃っています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | 光学 ・Razer アナログオプティカルスイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer Huntsman Tournament Edition
続いては、「Razer Huntsman Tournament Edition」をご紹介します。
キーボードのサイズはテンキーレスであり、コンパクトな作りとなっています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、Razerリニアオプティカルスイッチのみです。
接続方式は有線接続です。
「Razer Huntsman V2 Tenkeyless」とスペックが一見似ていますが、こちらにはパームレストがついていないのと、キースイッチの種類が1種類であるというのが大きな違いです。お値段などを考慮し、お好みの方を選んでみてください。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | テンキーレス |
キーの種類 | 光学 ・Razer リニアオプティカルスイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer Huntsman Mini
続いては、「Razer Huntsman Mini」をご紹介します。
こちらは、テンキーやファンクションキー、HOMEキー群などの特殊キーをすべて省略した「60%キーボード」というレイアウトとなっており、非常にコンパクトで省スペースです。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerリニアオプティカルスイッチとRazerクリッキーオプティカルスイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。
カラーは、ブラックとホワイトの2色から選ぶことができます。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | 65%キーボード |
キーの種類 | 光学 ・Razer リニアオプティカルスイッチ ・Razer クリッキーオプティカルスイッチ |
ブラックモデル
ホワイトモデル
Razer BlackWidowシリーズ
「BlackWidow(ブラックウィドウ)」は、Razerメカニカルスイッチを搭載したスタンダードなゲーミングキーボードシリーズです。
メカニカルスイッチは、ゲーミングキーボードに広く採用されているタイプのスイッチです。BlackWidowシリーズには、Razerが独自に開発したメカニカルスイッチが搭載されており、従来のメカニカルスイッチと比べてより高速な入力が可能であるほか、耐久性も向上しています。
Razerメカニカルスイッチには、「Razerグリーンスイッチ」「Razerイエロースイッチ」「Razerオレンジスイッチ」の3種類があります。
グリーン | イエロー | オレンジ | |
---|---|---|---|
キーの感触 | 押し込み感とクリック感 | 高速性と静音性 | 押し込み感と静音性 |
押下圧 | 50g | 45g | |
アクチュエーション ポイント |
1.9mm | 1.2mm | 1.9mm |
耐久性 | 8千万クリック |
Razerメカニカルスイッチの特徴を理解したところで、続いてはBlackWidowシリーズの製品ごとの違いをご紹介していきます!
Razer BlackWidow V3
まずは、「Razer BlackWidow V3」をご紹介します。
こちらは、BlackWidowシリーズのベーシックなキーボードとなります。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されているなど、必要なキーがすべて揃っています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerグリーンスイッチとRazerイエロースイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
カラーは、ブラック、クオーツ(ピンク)、『HALO INFINITE』コラボデザインの3色があります。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | メカニカル ・Razerグリーンスイッチ ・Razerイエロースイッチ |
ブラック・日本語配列版
ブラック・英語配列版
クオーツモデル
HALO INFINITEモデル
Razer BlackWidow V3 Pro
続いて、「Razer BlackWidow V3 Pro」をご紹介します。
こちらは、有線接続だけでなく、USB無線接続やBluetooth無線接続が可能なワイヤレスモデルとなります。ワイヤレスでありながらも、「RAZER HYPERSPEED WIRELESS技術」により、遅延を感じさせない高速で安定した接続が可能となっています。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されているなど、必要なキーがすべて揃っています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerグリーンスイッチとRazerイエロースイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 USB無線 Bluetooth |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | メカニカル ・Razerグリーンスイッチ ・Razerイエロースイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer BlackWidow V3 Tenkeyless
続いては、「Razer BlackWidow V3 Tenkeyless」をご紹介します。
その名の通り、こちらは1個前で紹介した「BlackWidow V3」のテンキーレスバージョンとなります。テンキーレスであるためメディアコントロールキーも省略されていますが、その分コンパクトです。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerグリーンスイッチとRazerイエロースイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | テンキーレス |
キーの種類 | メカニカル ・Razerグリーンスイッチ ・Razerイエロースイッチ |
日本語配列
英語配列
Razer BlackWidow V3 Mini Hyperspeed
続いては、「Razer BlackWidow V3 Mini Hyperspeed」をご紹介します。
こちらは、テンキーやファンクションキーなどの特殊キーの多くを省略した「65%キーボード」というレイアウトになっており、非常にコンパクトで省スペースです。
さらに、有線接続だけでなく、USB無線接続やBluetooth無線接続が可能です。「RAZER HYPERSPEED WIRELESS技術」により、遅延を感じさせない高速で安定したワイヤレス接続が可能となっています。
キーボード自体も小さく、ケーブルも省略できるため、PCデスクを簡素におさめることができます。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
キースイッチは、RazerグリーンスイッチとRazerイエロースイッチの2種類から選べます。
接続方式は有線接続です。
接続方式 | USB有線 USB無線 Bluetooth |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | 65%キーボード |
キーの種類 | メカニカル ・Razerグリーンスイッチ ・Razerイエロースイッチ |
Razer BlackWidow Lite
続いては、「Razer BlackWidow Lite」をご紹介します。
こちらは、BlackWidowシリーズの中で唯一Razerオレンジスイッチを採用しているモデルです。
キーボードのサイズはテンキーレスとなっており、フルキーボードよりもマウスを動かす空間を広く確保することができます。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
接続方式は有線接続です。
カラーは、ブラックとホワイトの2色があります。
編集部ではホワイトを愛用しており、レビューも書いていますので、ぜひ参考にしてみてください!
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | テンキーレス |
キーの種類 | メカニカル ・Razerオレンジスイッチ |
ブラックモデル
ホワイトモデル
関連記事:白いゲーミングキーボードのおすすめ紹介
Razer Ornataシリーズ
「Ornata(オルナタ)」は、Razerメカ・メンブレンスイッチを搭載したユニークなゲーミングキーボードシリーズです。
Razerメカ・メンブレンスイッチは、メカニカルスイッチと、ゲーム用ではない普通のキーボードによく採用されているメンブレンスイッチの良いとこ取りをしたスイッチです。メンブンレンスイッチのソフトな押し心地と、メカニカルスイッチの反応の速さを両立させています。
Ornataシリーズには、2つのモデルがあります。
Razer Ornata V2
まずは、「Razer Ornata V2」をご紹介します。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | Razer メカ・メンブレン |
日本語配列
英語配列
Razer Ornata Chroma
続いて、「Razer Ornata Chroma」をご紹介します。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、こちらにはメディアコントロールキーは搭載されていません。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
接続方式は有線接続です。また、腕を置くためのパームレストも付属しています。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | Razer メカ・メンブレン |
日本語配列
英語配列
Cynosaシリーズ
「Cynosa(サイノサ)」は、Razerメンブレンスイッチを搭載したエントリー向けモデルです。
メンブレンスイッチは、コストが比較的安価で済むため、ゲーム用ではない一般的なキーボードに多く採用されているスイッチです。Razerのメンブレンスイッチは、ゲーム向けに独自開発されており、正確に高速入力が可能となっています。
Razerの中では価格も抑えめであるため、入門用にもおすすめです。デザインやライティングエフェクトに関しては上位モデルと同等の機能を持っているため、ゲームへの没入感も抜群です。
Razer Cynosa V2
ご紹介するのは、「Razer Cynosa V2」です。
キーボードのサイズはフルキーボードであり、音量などをコントロールできるメディアコントロールキーも搭載されているなど、必要なキーがすべて揃っています。
配列は日本語配列と英語配列から選べます。
接続方式は有線接続です。
接続方式 | USB有線 |
---|---|
配列 | 日本語 英語 |
サイズ | フルキーボード |
キーの種類 | メンブレン |
日本語配列
英語配列
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